7月17日午前9時、山鉾は四条烏丸から長刀鉾(なぎなたぼこ)を先頭に出発。
巡行順を確認する「くじ改め」のあと、長刀鉾の稚児が注連縄を太刀で切り落とす「注連縄(しめなわ)切り」で巡行の幕が上がる。途中、四条河原町・河原町御池・御池新町では豪快な「辻廻し」(方向転換)などで見せ場を作り、鉾の上からはコンチキチンの祇園囃子が響き、豪華絢爛な一大ページェントが繰り広げられた。
「祇園祭」は、今からおよそ1100年前の貞観11年、都に疫病が流行するのは牛頭天王のたたりだと、天王を祀り祈願したことに始まった。悪疫を封じ込む御霊会として発展した祇園祭は、町衆の勢力と信仰が強まる中で、より豪華絢爛な祭りとなり、今日の形態をとるようになった。山鉾32基のうち29基は重要無形民俗文化財に指定されており、担当する町内がそれぞれ大切に保管・整備をしている。”鉾”は最大のもので高さ25m、重さ12トン、”山”は重さ約1.2〜1.6トンある。 |