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紅葉・・・見返り阿弥陀

朝晩の冷え込みが強まり、もみじの葉が色づいてきた。ここ永観堂(えいかんどう)は、古今集に“おく山の岩がき紅葉散りぬべし、照る日の光、見る時なくて”と歌われ、”紅葉の永観堂”と呼ばれ、東山随一の紅葉の名所である。全山が錦に染まる晩秋の頃は、美しい景観を見せてくれる。また本堂に安置されている本尊、 阿弥陀如来立像は首を左後方に振り返っている「見返り阿弥陀」で有名。
永観50歳のころのある日、永観はお堂で阿弥陀像のまわりを念仏して行道をしていた。すると突然、須弥壇に安置してある阿弥陀像が壇を下りて永観を先導し行道を始めた。驚いた永観に向かって、阿弥陀は左肩越しに振り返り、「永観、遅し」と声をかけられた。永観はその尊く、慈悲深い姿を後世に伝えたいと阿弥陀に願われ、阿弥陀如来像は今にその尊容を伝えると言われている。
”永観堂”の名がついたのは、平安時代に永観が浄土念仏を唱えて専修念仏道場となったことによる。正式には禅林寺といい浄土宗西山禅林寺派の総本山。

【アクセス:地下鉄東西線「蹴上」下車、徒歩約15分,市バス「南禅寺永観堂道」下車、徒歩約3分】




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