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年の瀬・京の台所”錦市場”

「いらっしゃい!いらっしゃい!」威勢のいい声が赤緑黄色のアーケードに、こだまする。年の瀬の錦市場だ。東は寺町通りから西は高倉通りまで390mの細長い通りに、130件の店が並んでいる。魚屋、乾物屋、八百屋、お惣菜屋など、生鮮食品の店が多く、年末になると正月用の商品を並べている。その正月用品を求めて遠方から来る買い物客も少なくはない。
錦市場の起りの年月は明らかではないが、豊臣秀吉の天下統一後と推定される。清冷な地下水が涌き出るので魚鳥の貯蔵等に便利であり、御所への魚鳥の納入の行き帰りに自然にこの地に魚鳥の市場が出来たと言われている。
街名の由来は色々説あるが、もとは具足を売る店が並んでいて、具足小路といったが、天喜2年(1054年)に“錦小路”と改められたと言われている。 しかし伝承されているものに、「宇治拾遺物語」第19話「清徳聖奇特の事」の説話の中に ”くその小路”と呼ばれていたのを、時の帝により「四条通りの南に綾小路があり一対となるよう “錦小路”とせよ」と言われたと書かれている。











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