2007年は丁亥年。「いのしし神社」と呼ばれ親しまれている「護王神社」は京都御所の西側、蛤御門の向かいに鎮座している。鳥居の前には「狛犬」ならぬ「狛いのしし」が出迎えてくれる。 この”いのしし”について「日本後紀」に、和気清麻呂が京より宇佐へ向かった際、災難にあったが、300頭ものいのししが現れて、清麻呂を守ったとあることから、清麻呂の社には狛犬でなく狛いのししを・・・と言う事で建てられた。以来、「狛いのしし」は護王神社のシンボルとして親しまれている。 そして本殿前に立つ招魂木(おがたまのき)の根本には「願かけ猪」の石像がある。その周りには「座立亥串」という、願かけの串がたくさん刺し立てられている。これは四手と“いのしし”の折り紙のついた竹串で、自分の名前と願い事を書いた紙札をはさんで、「願かけ猪」の前に刺し立てて願かけをする祈願絵馬のようなものだ。亥串は2本組になっていて、1本は刺し立て、もう1本は家に持って帰り神棚や玄関に祀る。こうすることで、神様のおかげをより多く戴こうという独特の信仰である。 (境内自由:京都市上京区烏丸通下長者町下ル)
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