京都大学の中心は吉田キャンパス。ここには、大正14年(1925年)に完成した京大のシンボル時計台が、一際その存在感をアピールする。この時計台は建築学科初代教授 武田五一が設計した京大を代表する印象的な建物で、外観は格調高い風格を備え歴史的な存在となっている。 時計台の北側の文字盤の下には、時を知らせる鋼鉄製の鐘が付いている。この鐘は、完成当時、30分ごとに鳴っていたが、老朽化のため昭和25年(1950)ごろから止まってしまった。その後、大学が1997年に創立百周年を迎えるにあたり修理され、1992年3月25日、実に42年ぶりに鐘の音が復活した。現在は、8時、12時、18時に3回、鳴るようになっている。また「鐘は、総長が突いている」という噂もあるが、実は自動で、時計塔の内部では文字盤から延びた軸が親時計に接続され、駆動装置が自動的にハンマーを持ち上げて鐘を突いている。さらに、時計台内部にはホール・会議室のほかに歴史展示室がある。展示室の内部中央には京都大学の構内全体のジオラマが置かれ、大学の歴史をつづった、数多くの資料が展示されている。 最近、今風のカフェテリアができ、キャンパスを一新している。多くの大学生が食事以外にも利用している。教科の勉強をしている学生、本を読みリラックスしている姿、ワイワイとミーティングをしているグループもカフェテリアで見かけることが多くなった。ここカフェテリアからガラス越しに見える時計台は、なぜか新鮮に見えて来るのは私だけだろうか。
【アクセス:市バス「京大正面前または百萬遍」下車すぐ】 |