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八坂の庚申さん

「庚申(こうしん)」とは、干支、「庚(かのえ)申(さる)」の日のこと。中国由来の道教の言い伝えでは、この前夜に、人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が寝ている間に体から抜け出して、寿命を司る天帝という神様にその人間の行った悪行を告げ口に行くとされていた。天帝は、罰としてその人間の寿命を縮める。人々は寿命を縮められては困るので、庚申日の夜は寝ないで明かすという「庚申待ち」という風習が行われていた。庚申待ちの晩に一心に願い続けた願いは必ず叶うと言う伝説もある。
<三尸の虫とは、上尸・中尸・下尸の三種類で、上尸の虫は道士の姿、中尸の虫は獣の姿、下尸の虫は牛の頭に人の足の姿をしている。大きさはどれも2寸である。また、人間が生れ落ちるときから体内にいるとされ、人間が寝ている間しか体を抜けられない。>
八坂の塔のすぐ近くにある「八坂庚申堂」は、正式名称は『大黒山金剛寺庚申堂』といい、日本三大庚申のひとつである。本尊「青面金剛(しょうめんこんごう)」は夜叉の姿で現れては悪人を喰らうとされていたので、三尸の虫も喰らうとされ祀られるようになった。
また、この寺のお守りである『くくり猿』は、人間の中にある欲望にたとえ、その「欲望」が動かないように、庚申さんによってくくりつけられた姿をしている。付近の民家や商店の軒先には、たくさんの『くくり猿』が連なり掛かっている。(東山区金園町390;八坂の塔のすぐ近く)

【アクセス:市バス、清水道下車、徒歩5分】






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