紅殻格子(べんがらこうし)に犬矢来(いぬやらい)、軒下の赤い提灯が情緒を伝える祗園の花見小路。その歴史は以外に新しく、祗園、四条南側一帯は明治までは建仁寺の寺領で、明治初期の仏教の排斥運動により寺領が狭められた。その後、祗園甲部お茶屋組合が約7万坪を買い上げ、花街として整備した。 四条花見小路・南東角には有名な一力茶屋があり、歌舞練場へと続く石畳の道の両側にはお茶屋や料理屋などの町屋が並んでいる。 昼、脇道からお稽古事の行き帰りか、「おかあさん、おおきに」と挨拶し、小走りに駆け抜けていく舞妓さんの姿も見られる。そして、お茶屋の二階からは三味線の音が流れ、音色がいっそう京都らしい風情を感じさせてくれる。
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