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京都ミステリーゾーン…繁昌神社

呉服の街として名高い”室町”の通りの近くに、「繁昌(はんじょう)神社」はある。
約1000年前に、現在地から少し北西に行ったところにある「班女塚(はんじょづか)」のあたりに造られた神社で、当時は「班女神社」と呼ばれていた。
この「班女塚」については『宇治拾遺物語』に奇妙な記述でえがかれている。

<この地に住んでいる前長門国守には2人の娘がいた。姉の方は嫁いでいたが、妹は未婚のまま28歳に病死した。葬送の折、遺体を棺に入れ墓地へ運んだが、墓地に到着すると遺体がない。なんと、家の戸口に戻っていた。幾度となく試みたが遺体は全く動かないので、ここに塚を造って葬った。>

班女塚は1個の岩石が祀られている。
後に、この塚を神社とし、物語のヒロインにちなんで弁財天を祭神とした。弁財天は針才女(はりさいじょ)ともいい、これがなまって班女神社と称したようだ。そして、いつのころか班女神社は繁昌神社と呼ばれるようになった。
昔は神社の前を縁談事で通ると必ず破談になると言われ、嫁入り婿入りの行列もこの前を避けて通ったという。しかし今日では、商売繁昌・縁結びの神として信仰されている。
繁昌神社の祭神は田心(たぎり)姫命・瑞津(たきつ)姫命・市杵(いちき)島姫命の三女神。(室町通高辻西入繁昌町)

【アクセス:市バス「烏丸松原」下車・徒歩2分】



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