四条大橋を東に渡り、南座の横にうっかり見過ごしてしまいそうな小さな寺、仲源寺がある。目疾地蔵(めやみじぞう)と呼ばれ、眼病の治療に霊験があると700余年にわたって庶民から愛され信仰されている。
寺伝には、鎌倉味代1228年に鴨川が氾濫したときに地蔵菩薩のお告げにより洪水を防いだ。その報恩のため地蔵尊を安置して、“雨止(あめやみ)地蔵”と名付けたと云われている。当時の鴨川は“怒りの川”であった。雨のたびに洪水を呼び、付近の住民は逃げまどった。川域が東は縄手通、西は寺町通まであり、鴨川はアッという間に氾濫しては人命を奪ったと記されている。住民は洪水退散を神仏に祈願するほかなかったのである。後に眼病にご利益があらわれるようになり「目病地蔵」
と呼ばれるようになった。また一説には、雨に降られた人が雨宿りをしたことから雨止め地蔵と呼ばれ、「雨止め」が転じて「目疾」になったとも云われている。
(東山区四条大和大路東入ル)
【アクセス:市バス・四条京阪駅前下車すぐ】
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