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嵯峨釈迦堂大念仏狂言

カン、デン。カン、デンデン。カン、デン。カン、デンデンデンと囃子が狂言堂に鳴り響く。嵯峨大念仏狂言にせりふはない。身振り手振りで、面白くおかしく物語が進んでゆく。嵯峨狂言の創始者は十万上人で、釈迦堂の大念仏は弘安2年(1279)に始められたと伝えら、時代とともに大念仏にともなった乱行念仏が次第に芸能化されていった。京の三大念仏狂言の一つ。

重要無形民俗文化財の嵯峨狂言は現在20演目ある。今回写真の題目は「愛宕詣」である。登場人物は茶屋女、旦那、共、母親、娘 の5人。

〜〜 母親と娘が愛宕神社のお参りの帰り、茶屋に立ち寄る。茶屋女がお茶をもてなす。その後、旦那と供がお参りを済ませ茶屋に寄り、かわらけを投げて楽しんだ。ちょっとエッチな共は茶屋女にちょっかいを出したりする。帰りがけに樒(しきみ)を買って帰ろうとする時、母親と娘に気づく。旦那は娘を見初める。そして旦那は共に、娘との交際承諾をもらうように命ずる。共の熱心な話の甲斐あって、母親から交際の承諾を得た。旦那と娘二人きりになり、旦那が娘の顔をよく見ると、なな、なんと……母親とはまるで似つかぬ不細工な顔。旦那は驚き、あわて逃げ去る。 怒った娘は泣きながら旦那を追い立てた。 〜〜

観客席からの大笑いが、狂言の始めから終わりまで続いていたことは言うまでもないだろう。嵯峨狂言は毎年3月の嵯峨釈迦堂お松明式、4月春季公演、10月秋季公演が嵯峨釈迦堂内狂言堂で行われる。

【アクセス:市バス「嵯峨釈迦堂前」下車すぐ 】






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